どんな遺伝子を持つ種なのか?

先日の記事を書いたキッカケになった本、

「不自然な食べものはいらない」(著者:内海聡)

の中で野口勲さんが触れていた事が、あまりにも衝撃的だったので、、、

 

もう少し詳しく。

 

種を買う時に、できる果実を選んでいる。

果実の種類だけを考えて選んでいる。

それで欲しい果実は得られるので、それはそれで良いとも思う。

 

ただ、

その種はどのようにして作られたのか?

どんな遺伝子を持つ種なのか?

知っておいた方が良い。

 

今、世間に出回ってる種のほとんどはF1種のもの。

これは、出来る野菜の性質が揃いやすいため、多くの農家が買っている。

 

たくさん売れるので、たくさん作る。

たくさん作るので、安くできて、更に売れる。

という循環を経て、今F1種ばかりが売られるようになった。

 

都合が良い物なので良い事かとも言えるかもしれないが、そのF1種の作られ方が危険だと感じた。

 

雄性不稔という遺伝子を持つ種が親になっているからだ。

コレは簡単に言うと、おしべが正常に機能しないという遺伝子。

この性質を持つ植物が大量に作られている。

 

おしべが正常に機能しない遺伝子を持つ植物は、おしべが正常に機能しない。

このような野菜がたくさん作られているのだ。

 

野口さんが上記の本で触れていたのが、

 

雄性不稔の遺伝子を持つ野菜を食べ続けている事が不妊につながっているのではないか?

 

という事。

 

曰く、F1の普及と男性の精子数減少に相関がある…

 

コレには衝撃を受けるとともに、

それはそうだよなと妙に納得できた。

 

食べる物が体に影響を及ぼすのは当然。

どんな物を食べているかで、どんな体になるかが決まる。

 

その物がどんな遺伝子を持つか、知った上で選べるようにしたい。

 

最近では生産者の顔を載せている野菜が出てきているので、どんな遺伝子を持つ種かを選ぶ時代が来るかもしれない。